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105 無双

مؤلف: 坂森大我
last update تاريخ النشر: 2026-11-02 05:15:16

「やっぱ俺は女神に愛されてるな!」

 声を張ると、気分がスカッとする。アークライトに嵌められたと知ったときとは比べものにならない。

 周囲は一層暗くなっていた。

 恐らくもう夕暮前だろう。しかし、魔国の雑兵であるゴブリンたちは極端に数を減らしており、次第に向かって来る気力を失っている感じだ。

「てめぇら、来ないのか?」

 大剣を肩に乗せて聞いてみる。通じているのか分からなかったけれど、ゴブリンたちは遠巻きに俺を見ているだけだった。

 圧勝確定。俺がそう思った矢先のこと。

「うふふ! あらやだ……。兵が少ないかと思えば、強者を配置していたのですね? 困りますわぁん。この雑魚共は魔王様より預かったものですのに……」

 戦闘が始まってから俺は初めて声を聞く。

 それは確実に魔将軍だ。この雨の原因である水竜魔リヴァイアに他ならない。

「よう、火照る身体を冷やしてくれて助かるぜ……」

「貴方、お名前は? ワタシは六魔将が一人リヴァイアですのよ。尊い強さをお持ちでキュンキュンしちゃいますわぁん。思わず惚れてしまいそうですわ、ぐふふふ……」

 リヴァイアは俺を格下と見ているのか竜化していない。
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  • 聖女の身代わりとして死ぬ運命だったけど、どうしてか俺は成り上がって終末世界で無双しています   105 無双

    「やっぱ俺は女神に愛されてるな!」 声を張ると、気分がスカッとする。アークライトに嵌められたと知ったときとは比べものにならない。 周囲は一層暗くなっていた。  恐らくもう夕暮前だろう。しかし、魔国の雑兵であるゴブリンたちは極端に数を減らしており、次第に向かって来る気力を失っている感じだ。「てめぇら、来ないのか?」 大剣を肩に乗せて聞いてみる。通じているのか分からなかったけれど、ゴブリンたちは遠巻きに俺を見ているだけだった。 圧勝確定。俺がそう思った矢先のこと。「うふふ! あらやだ……。兵が少ないかと思えば、強者を配置していたのですね? 困りますわぁん。この雑魚共は魔王様より預かったものですのに……」 戦闘が始まってから俺は初めて声を聞く。  それは確実に魔将軍だ。この雨の原因である水竜魔リヴァイアに他ならない。「よう、火照る身体を冷やしてくれて助かるぜ……」「貴方、お名前は? ワタシは六魔将が一人リヴァイアですのよ。尊い強さをお持ちでキュンキュンしちゃいますわぁん。思わず惚れてしまいそうですわ、ぐふふふ……」 リヴァイアは俺を格下と見ているのか竜化していない。また完全な男にしか見えないが、お姉言葉を操っている。「男に好かれても嬉しくない。それに女も間に合っている」「いやぁぁん! でも確かに強者は独り占めできますわねぇ? ワタシも強者でありますから、貴方を手に入れようと思いますわ。手足をもいで、その身体を食らい尽くしたい。骨の一本までしゃぶりつくしたいですわん!」「気持ち悪いこと言ってんじゃねぇよ? 戦うんだろ?」 会話しながら、俺は戦いの準備を始める。  まずはマルシェの加護である一騎当千の鼓舞を勇者に使う。加護についてはジョブチェンジの必要がない。よって、あとは烈火無双を使用するだけだ。「あふーん、勇ましき貴方に慈悲を。ワタシはこのまま戦ってあげますわ。竜化をして爪の先すら消し去っては楽しめませんもの。ぐふふふふぅ……」「言ってろ……。こねぇなら俺からいくぞ!!」 大洪水を起こされては厄介だ。油断している間に動けなくしてやるよ。  俺は大剣を握り締め、リヴァイアを斬り裂いてやろうと駆け出している。「烈火無双ォォオオオ!!」 瞬時に大剣が炎を帯びた。  明らかに属性的不利はあったけれど、使わないよりは絶対にマシだろう

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     アークライトと書面を交わした俺は旅立つ準備を終えていた。  薬や食糧を買い込み、着替えなどもアイテムボックスへと放り込んでいる。 ぶっちゃけ俺が騎士学校に戻ることは、もうないだろう。俺が死ぬまで前線配備は変わらないはずなんだ。「コーネル、強くなれ。俺は先に戦場へと向かう」 短い期間であったけれど、コーネルは良きルームメイトだった。彼が自己研鑽し、強さを得られることを俺は望んでいる。「大国の王子も大変だね? 驚いたよ。まさかアークライト殿下があのような人だったなんて……」「そういうな。俺は幼い頃から目立っていたしな。兄上には目の上のこぶ。使徒であったから、俺はかなり期待されていたんだ」 改変された記憶。それは主にシリウスが持っていたものだ。兄弟の確執は俺へと受け継がれている。「才能がありすぎるのも考えものだね。だけど、僕は君が任務を全うすると信じている。僕が戦場に赴くまで顕在であって欲しい」 嬉しいことを言ってくれる。もう親友じゃね?   同じ悲運を持つもの同士。友達という枠を越えたような気がしてしまう。「コーネル、俺は死にに行くわけじゃないぞ? 魔族を一網打尽にするチャンスだ。加えて兄上の立場を奪うことができる。交わした契約では俺が活躍したとしても、任命実績に加わらないことになった。あくまで俺が戦場を希望しただけ。兄上は勝手に俺が死ぬものと考えている」 公式に交わした書面。内容はかなり俺に有利な内容となっている。  敵軍を殲滅したり、魔将軍を討伐したとしても、アークライトは戦果を主張できない。あくまで俺が西部司令官であり、全ての戦果を自分のものとできるのだ。 しかしながら、当然のことリスクもあった。万が一にも基地を失うなんてことになれば、俺は全責任を負うことになる。 書面によると斬首刑。俺を亡き者にしようとするアークライトは、その文面を入れ込むことで全てに了承していたんだ。 だからこそ、俺は目一杯に暴れられる。アークライトの功績に含まれないのならば、俺は魔将軍であろうと返り討ちにしてやるだけさ。「期待しているよ。ルカ君が王国のトップになることを僕は望んでいるから」「任せろ。じゃあ、行ってくる……」 別れは済ませた。  コーネルの成長をリィナに一任しなければならないけれど、レベル50に迫るリィナならば問題ないだろう。 俺は

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